書籍レビュー

変数やメソッドの命名に役立ちそうな『英語のニュアンス図鑑』

変数やアセットの命名に役立ちそうな『英語のニュアンス図鑑』
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プログラミングをしていてクラス・変数やメソッドの命名に悩んでしまうという方、多いのではないでしょうか?

僕も英語に苦手意識があるので、よく悩みます。

最近になって英語をちゃんと勉強しようと思って本を何冊か買っていたら、その中でプログラミングの命名にも役立ちそうな本を見つけたので、今回はこちらを紹介します!

2020年11月4日発売の『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』という本です。

日本語では同じでもニュアンスが違う英単語たち

翻訳したら1つの英単語に絞れるケースならまだ良いですが、例えば「お店」は shop / store の2種類があります。

そこで今度は「shop store 違い」と検索して、ようやく違いが分かって適切な単語を選べるといった感じですね。

このように日本語では同じでも、英語ではニュアンス違いの単語が存在するケースは多く厄介です。

本書『英語のニュアンス図鑑』は、このような日常生活の中でよく登場する英語の細かいニュアンスの違いについて知ることのできる本です。

著者のこあらの学校(@KoalaEnglish180)さんはTwitterで英語の情報をわかりやすいイラストを使って発信していて人気があり、本書もイラストをたくさん使って見やすくまとめられています。

shopとstoreの違いはAmazonで『英語のニュアンス図鑑』の試し読みの範囲内に入っているので、そちらで答え合わせできます。

ニュアンスなんて、気にする必要ある?

先ほどの話で「いやいや、伝わればshopでもstoreでも、どっちでもいいよ」と思ったでしょうか?

全くその通りですね。僕もそう思います(笑)

私たち日本人は英語の細かいニュアンス違いを気にしませんし、僕も単語を選ぶ時はニュアンスよりも簡単さを重視して選んできました。

具体的には中学校で習う英単語が最優先です。日本人同士の共通認識みたいなものですから、他の人がコードを見た時に「この変数名、どういう意味だろう?」と悩むことが減ります。

ただし、プログラミングでよく使う単語についてはニュアンスがズレると日本人相手でも誤解を与えてしまうことがあるので気にした方が良いと思います。これに関しては素晴らしいまとめがあります。

量が膨大ですが、ページ内検索を活用して欲しい情報を取ってくるのに丁度良いでしょう。

ここまでが、プログラミング全般をする人にお伝えしたい内容でした。

『英語のニュアンス図鑑』をおすすめしたい人

では本書を誰にオススメしたかったのかというと、ズバリ僕のように以下に当てはまる人です。

こんな人におすすめ
  • 英語を勉強したい
  • ゲーム開発者
  • ネイティブと一緒に開発をしたいorしている

英語を勉強したい

プログラミングをしている時間も、安易に変数名やメソッド名を決めてしまうよりもニュアンスまで意識して決めた方が当然ながら勉強になります。

結果として他の開発メンバーにとって簡単ではない単語を選ぶことになったとしても、日本語のコメントを付けておくという手があります。

この記事を読んでいる方の中には「shopとstoreの違いなんて常識だよ」という方もいらっしゃるかもしれません。自分が知らないだけで日本人相手でも誤解を与えていたということもあるかもしれません。

知っていて簡単なものを選ぶのと、知らずに選ぶのでは全く違いますから、ニュアンス違いについて勉強するメリットは大きいと思います。

ゲーム開発者

本書は幅広い単語について網羅するものではなく、あくまで日常でよく使われるものを中心にピックアップしています。

そのため、プログラミング自体に直接的に役立つという点では先述したQiitaのまとめ記事をチェックするのが良いでしょう。

本書で登場するニュアンスが使えるプログラミング分野は限られると思いますが、ゲーム開発には役立ちそうです。

ゲーム開発ではオブジェクト指向プログラミング(OOP)が根強く、現実世界をプログラム上に表現しようとすることが珍しくないです(それが良い設計なのかという話は置いておいて)。

また、ゲーム内に日常生活の一部を切り取って表現するようなゲームを作ることもあるでしょう。

英語ネイティブと開発をしたいorしている

ネイティブ相手にニュアンスが正しくない英語を使っていたら、意図は汲んでくれるでしょうがこちらに合わせてもらう形になり相手に苦労させてしまうと思います。

Githubにコードを公開すれば海外の人も見る時代です。一緒に開発とまではいかなくてもグローバル意識を持って開発することは自分の可能性を広げるチャンスになりそうです。

まとめ

英語についてはド素人による解説でしたので、的外れな内容もあったかもしれません(汗)

本書は直接プログラミングとは関係のない本ですから、プログラミングの命名を切り口として紹介している人は見当たらなかったので今回は記事を書いてみました。

僕もまだ全体を軽く読んだ程度で、今ちょうど読み進めながら学んでいる最中です。学校で英語の授業がこういう内容だったら、もっと興味を持てたんだろうなぁ…としみじみ思います(笑)

この記事を読んで興味を持たれた方は『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』手に取ってみてはいかがでしょうか!